そもそも共有名義とはどういったこと?

そもそも共有名義とはどういったこと?

不動産の共有名義とは?

共有名義とは、戸建て・マンション・土地などの一つの不動産を複数人で登記を行うことを指します。
共有名義は、主に複数人で不動産を相続するケースや、複数人で出資して不動産を購入するケースで行われますが、共有名義で不動産を登記するには各名義人がどの程度の割合で所有するのかを持分という形で明確にしなければなりません。

複数人で不動産を購入して共有名義にする場合は、出資割合に応じて持分を決めるのが一般的です。
もし、出資金額と持分割合に差がある場合は、出資額に対して持分割合が少ない人から、多い人に贈与があったと見なされて贈与税の対象となります。
例えば、夫婦2人でマイホームを購入する場合において、夫が費用の9/10を、妻が費用の1/10を負担したにもかかわらず、持分割合を夫が6/10、妻が4/10としてしまうと、3/10分の費用が夫から妻へと贈与されたと見なされて妻に贈与税が課されることになるので注意が必要です。

不動産を共有名義にするメリット・デメリット

共有名義で不動産を保有すると、共有者全員が住宅ローンの団信に加入できるとともに、共有者それぞれが住宅ローン控除や売却時の3,000万円特別控除が受けられるといったメリットがあります。
例えば、ペアローンを利用して共同名義でマイホームを購入し、夫が3,000万円、妻が2,000万円の住宅ローンを組んだ場合、夫婦それぞれが生命保険の団体信用生命保険に加入できるため、仮にローン完済前に妻が亡くなったとしても債務は保険で弁済されます。
また、マイホーム購入時と売却時に受けられる控除額が単独名義よりも高くなるのも共有名義で不動産を保有するメリットです。

一方で、共有名義で保有している不動産は、共有者全員の同意がなければ売却できないとともに、相続を繰り返すことで共有者が増えてしまい将来的に誰と共有しているのかが分からなくなる恐れがあるというデメリットがあります。
加えて、離婚時の財産分与でトラブルになりやすいという側面もあるので注意が必要です。

まとめ

不動産の共有名義とは、複数人で一つの不動産を保有することを指します。
不動産の共有名義にすると、税制面での優遇が受けられるなどのメリットが得られますが、デメリットも少なくありません。
一般的にはメリットよりもデメリットの方が上回るので、基本的には不動産を共有名義にすることは避けた方が無難です。
特に、相続時の共有名義にはメリットがほとんどないので、代償分割・換価分割・分筆・相続放棄といった方法で共有名義を回避することをおすすめします。

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